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  復活! 気仙沼みなとまつりご紹介

復活した、気仙沼みなとまつりをご紹介します。
終わったあとに紹介するとはタイミングが悪すぎる!ってお叱りを受けるかもしれませんが、これまでは自分が楽しめれば良い!から、ホームページを公開・更新できるようになり、皆さんにご紹介したい、との気持ちも加わり、今年のみなとまつりで少しですが取材しました。
来年、是非、コテージキクタでご宿泊しながら気仙沼みなとまつりを堪能してみては如何でしょうか?

実は気仙沼みなとまつりは震災年の2011年は開催されませんでしたが、翌年の2012年から再開され、今年で復活3年目になります。
プログラム的に、まだ完全復活には至っていませんが、震災の翌年から再開されたことは、たくさんのご支援のおかげと「浜っこ」の底力だと思います。

2012年61回気仙沼みなとまつり
震災前までは8月第一土日に開催されていましたが、復活した2012年は8月11日(土)、12日(日)に開催されました。
11日に「海上うんずら」「灯篭流し」、そしてLIGHT UP NIPON実行委員会による「海上打ち上げ花火大会」です。
震災前に花火と一緒に、私達の郷土芸能団体「岩井崎明戸虎舞打ちばやし保存会」も参加していた、「打ちばやし大共演」は再開されませんでした。
12日には「街頭パレード」と「はまらいんや踊り」が会場を田中前大通りに場所を変更して復活しました。
「はまらいんや踊り」は震災前は初日の前夜祭的に行われていていました。
亡き妻も「はまらいんや踊り」にはまっていて、毎年はまっては膝痛を発症していたことを思い出します。

2013年62回気仙沼みなとまつり
2013年は8月10日(土)、11日(日)に開催されました。
前年との大きな違いは、3年ぶりに「打ちばやし大共演」が再開されたことです。
26団体、約800名が参加、一直線の約300mの道路に600基の和太鼓が一同に会して太鼓演奏を行いました。
私達の郷土芸能団体「岩井崎明戸虎舞打ちばやし保存会」も復活し参加しました。
お盆休みで帰郷していた私の長男、長女も参加です。
私はお客様のチェックインが完了した後に遅刻しての参加でした。

2014年63回気仙沼みなとまつり
さて、復活3年目の気仙沼みなとまつりです。
取材した範囲で多少、詳しくご紹介します。
2014年のみなとまつりから、震災前の開催日(8月第一土日)に戻し、8月2日(土)、3日(日)に開催されました。

初日の午後に「街頭パレード」、夕方から「はまらいんや踊り」が行われました。
初日の「はまらいんや踊り」には60団体3100人もの参加者です。
コテージに宿泊した横浜のお客様も、ある団体に「はまる」ためにお越しいただきました。
地元企業、自治会、サークル、ボランティア団体などの参加です。

それぞれのコスチュームと独自に振り付けした踊りを披露し入賞を狙います!

2日目の「打ちばやし大共演」には26団体、約600基の和太鼓に約700名が参加しました。
気仙沼青年会議所の「海上うんずら」です。
太鼓団体と一緒に共演しました。
太鼓団体から選抜された笛と太鼓担当です。
この演奏が巨大スピーカーから流れ、全団体が披露します。

叩くタイミングは同じですが、叩く恰好(舞い)はそれぞれの団体で異なります。
道路のかさ上げ工事の関係で昨年とは異なる場所での披露になりました。
区間も220mとちょっと窮屈でしたが、復興途中ですから仕方ありません。

各団体、子供から大人まで、猛暑の中、曲に合わせて一生懸命叩き、一生懸命声を出します。

曲は「通りばやし」などの地元の伝統曲から「海潮音(みしおね)」といった創作曲まで計6曲を繰り返し演奏しました。
団体によっては「虎舞い」なども披露します。

我が岩井崎明戸虎舞打ちばやし保存会では超特大太鼓にハシゴをかけて虎が昇っていき、太鼓の上で「虎舞い」を披露します。
クライマックスは夜7時45分からの「海上打ち上げ花火」との光と音の響宴です。

大玉花火やスターマインなど約2400発の花火が夜空に咲き、陸では600基の和太鼓が響き観客を魅了します。

この日だけは、震災の悲しみを胸にしまい、震災で支援頂いた感謝の気持ちと、これからの気仙沼の復興を誓って、それぞれの役割の中で精一杯のパフォーマンスをご披露しました。
 

  岩井崎明戸虎舞打ちばやし保存会のご紹介

我ら、岩井崎明戸虎舞打ちばやし保存会(以下、明戸虎舞と略します)をご紹介します。
明戸虎舞は仙台藩伊達藩主が岩井崎の近くに存在した波路上塩田(被災した気仙沼向洋高校の場所)の視察の際にご披露したとの言い伝えがあり、300年の歴史があると言われています。
会員は波路上地区の会員を中心に伝承・活動を続けており、地元に愛され大事にされてきた郷土芸能です。
気仙沼みなとまつりには、幼稚園児から初老?まで、参加団体の中では大規模な団体に位置づけられています。

その明戸虎舞も大震災において大打撃を受けました。
道具類は自治会館を間借りして保管していましたが、その会館自体の大半が津波で流され、大小の太鼓、虎、衣装などのほとんどが流出し、残ったのはその場で耐え抜いた、虎がハシゴで駆け上がることが出来る超特大太鼓と、その次に大きい太鼓のみでした。

しかし、私たち保存会メンバーは、ここで、この地元の郷土芸能を途絶えさせてはならなかったのです。
地元に元気を与える、前に進める様に、雄大な舞いを披露させ、復興に少しでも役立てながら伝承しなければならない、という使命感を持っていました。

お蔭様で、その想いや行動に共感頂いた全国の太鼓団体や個人の方から、多大なるご支援を頂き、道具を揃えることができ、みなとまつりやお祝いの席で披露することができるようになり、復活を果たしたのです。
ご支援頂きました皆様方に本当に感謝申し上げます。
さいごに紹介するのは、震災の悲しみを封印し、超特大太鼓の上で狂舞する娘です。

お盆は仕事で帰郷できないことから、お祭りに合わせて夏休みをとって帰郷し参加しました。

太鼓の師匠の親父はそれ以上に狂舞しますが、ウルトラマン(3分しかもたない)と言われてました。
しかし、最近は3分もちません・・・。

気仙沼みなとまつりの取材においてご紹介するには不足な面があり、気仙沼の情報誌「浜らいん」さんから不足分の画像を提供して頂きました。
ありがとうございました。
 
気仙沼の情報誌「浜らいん」のホームページはこちら!
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